ある日のハプニング … その2

向かい側の空き部屋に入居したのは見たところ40代のお二人…ご夫婦なのか訳ありカップルなのかは分かりませんでしたが、男女共にスーツ姿の出で立ちで、週末の日中だけ現れ数時間滞在して帰るのでした。
どうやら住居用ではなく逢瀬専用に借りたようです。
なぜなら、週末の昼間の1階フロアは時折この女性のセクシーボイスが響きわたり(換気扇・ダクトからかなり洩れていました)マンションはラブホ化するのでした(笑)。
初夏を感じるある日の週末の昼のこと。
近所のスーパーから買い物を終えてマンションに戻ろうと裏の空き地を歩いている時に、あの女性のセクシーボイスが外まで大音量で響き渡っているではありませんか!
その生々しさは音量のせいもあってかダクト越しに聞こえるものとは違います。聞いているこちらが恥ずかしくなるほどでしたが、咄嗟に「窓を開けてヤッテル!」と判断した私は(笑)こみ上げる衝動を抑えきれず、思わずあの部屋側の脇道に入って行きました。
そろり!そろり!と(チョコプラ風に)脇道を進むと、、、
なんとそこには、、、
既に他の男共数人が窓わきに隊列を組んで聞き耳を立てているではありませんか!(心の中では大爆笑)

私もその隊列に加わり束の間リアルなセクシーボイスを楽しんでいたのですが、さすがに覗く勇気はなく、、、 しかし、必ず我慢のできないバカ者がいるものです。
隊列の一人が覗き込み悪戯にガラスを叩いてしまったのです ← まるで子供の行為
皆間髪入れず一目散でその場を逃げ去りました。
向かい部屋のお二人は数日後に退居したのは言うまでもありません。
ハプニングはまだつづく…
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